学科概要


建築学科 スタート

2016年4月、千葉工業大学に新しく創造工学部建築学科が誕生しました。昨年までの工学部建築都市環境学科から建築分野を受け継ぎ、時代に合った新しい学科として生まれ変わりました。
建築は、古くから私たちの生活と深くかかわりを持ち続け、そして社会の変化に合わせて時代とともに変わってきました。半世紀以上の長い伝統を持つ本学の建築教育は、建築の変わらない価値を伝えるとともに、実践的な技術を習得する場を提供します。

時代の変化に即した学習内容

近代以降、工業の発展とともに、建築学も大きく発展してきました。今社会は成熟期にありますが、さらなる新しい技術が必要とされています。一方で、環境問題が重視されるように、進歩ばかりが望まれる時代でもありません。
建築学科では、時代の状況の理解を促し、それに即した教育を行います。そして倫理感をそなえた、今日の課題に対して挑戦する技術者の育成を目指しています。

多岐に渡る専門領域

建築には、優れた空間を生み出すためのデザイン(意匠)、大地震に耐えるための構造、快適な環境を生み出すための設備など、いくつかの分野があります。またエネルギー問題や社会構造の変化への対応といった、今日的課題もあります。
各専門分野に習熟した教授陣のもと、さまざまな講義や演習が揃っており、それらを通じて知識や技術を身につけることが出来ます。

総合的学習カリキュラム

さまざまな分野から成り立っている建築は、総合的に理解をすることがとても重要です。また今日では、高度で複雑化した専門的知識が要求されます。1年生から段階的に学びながら、専門領域を横断するようにして理解を深めます。
また建築には専門だけではなく、社会、文化、歴史など、さまざまな関連する領域の知識も必要とされます。広範な知識と視野を基礎に持ち、専門領域で活躍する建築技術者を育成します。

実践的学習の場

設計と実験を組み合わせた学習カリキュラムにより、「体感を通して楽しく学ぶ」ことを特色としています。「エンジニアリングを理解できる建築家」、「デザインを理解できる研究者・技術者」を育成します。
課題に向き合い自ら考える力を養い、繰り返し議論をすることで基本的なコミュニケーション力を身につけ、将来専門家として国際的に活躍することを目標としています。